僕が作曲を始めた話 ~楽譜が読めなかった作曲家~
作曲って誰でも始められる。
今日は僕が作曲してて感じたことを素直に書いていきたいと思います。
まず最初に言えることは、「作曲って誰でも始められる」ってことです。
それを踏まえて読んでいただけると幸いです。
作曲のきっかけ
僕がはじめて作曲をしたのは中学三年生の時でした。当時僕は吹奏楽部でラッパを吹いていたんですが、はっきり言ってヘタクソでした。しかも、同期や先輩は上手で劣等感を感じてたわけですね。「自分は音楽の才能がない。」そんな風に毎日思ってましたね。
そんな中とある曲に偶然出会います。
それが
「ピアノ協奏曲第1番”蠍火”」
『BeatmaniaIIDX』という音ゲーの曲でした。
当時別に音ゲーマーだったわけでもなくただ何となくクラシック曲なのかな?なんて聞いたわけです。
そして、聞き終わった瞬間に
「こんな曲が作りたい!!!」
こう思ったのです。
何故かはわかりません。ただ僕が作曲を始めたきっかけというのはこの曲でした。
初めての作曲
ただ、作曲といっても何もわからない。楽譜は多少読めるけども、それ以外何もやったことがない。そこで僕は漠然と「作曲したいなぁ・・・」と思いながら暮らしていました。
しかし、ある学校からの下校のバスの中、偶然にもなんだか旋律のようなものが頭の中に浮かんできたんです。
ただ、このままだとだんだんと忘れて消えてしまう!そう思ったのかどうだったのか覚えてはいないけども、その旋律を忘れないように帰り着くまでずっと口ずさみながら帰りました。
今考えてみれば、録音するだのすればよかったと思うんですけどね。
そして、その旋律を何とかどうにかこうにかして楽譜に起こしたのを覚えています。たった8小節のちっぽけなメロディーだったんですけどかなりの時間がかかりました。
おそらく2時間ぐらいはかかったんじゃないかなって思います。
これが僕の初めての作曲でした。
楽譜の読めない作曲家
それからというものそのメロディーを何度も何度も聞きました。
やっぱり作曲ならメロディーにコードををつけたいなぁなんて思っていましたが、どうしたらいいかなんてわかりませんでした。
当時は(今も)musescoreという楽譜を書くソフトで作曲していました。だからなんか適当に音を置くことはできたわけです。そこでなんの音かもわからない音を適当に楽譜に置き始めました。
その曲が今でも僕のYouTubeに残っている
「厨二的幻想狂奏組曲 第一楽章 『無明(むめい)』」
https://www.youtube.com/watch?v=zP6vEUJ5JuI
です。
まあはっきり言ってごちゃごちゃの書きなぐったような意味の分からない曲でした。
ただその当時は「曲を一曲完成させた!」という満足感と高揚感で投稿してしまいました。
ただ、この経験は今でも作曲が続いている一つの要因だったりします。
「無明」が評価されたこと
しばらくして投稿した動画を見てみたんです。そうですね、投稿して1年後ぐらいですかね。
なんかコメントなどもついていたり再生回数がそこそこ伸びてたりしたんですね。
それがとっても嬉しかったんです。当時は1年たってて音楽知識もそこそこ増えていたので、自分の曲が中学生が書いた痛々しいゴミみたいな曲だ、と思っていたんですが評価は案外高評価。
驚いたとともに、
「作曲できる人ってあんまりいないんだ。」
ということも知ったわけです。
こんな大したことないものでも褒めてくれる業界。そんな評価を得てもっと頑張ろうと思ったわけです。
「へ音記号」を克服したい。
色々作曲をしていく中で、やっぱり楽譜にちゃんとした音を置けるようになりたい。
学んだ理論を生かしたい。そう思い僕が次に取り組んだのは「へ音記号」を克服するでした。
音楽には「ト音記号」「へ音記号」と呼ばれる楽譜があり、”ド”の音の位置が違います。僕はラッパ吹きだったので「ト音記号」の楽譜しか読み慣れておらず、「へ音記号」の楽譜はいまだに適当に音を置いていました。
それでも何となくいい感じに聞こえるように何とか調整して・・・みたいなことをしてるうちに
「へ音記号」が読めたほうが早いんじゃないか。
そこに今更気づいたわけです。
そんな風に一つ一つ学んでいった高校二年生でした。すでに作曲を始めて2年、それっぽいものを形にすることはできるようになっており色々なことを学ぶことを頑張っていました。
そして今、あの曲を目指して。
作曲を始めて現在はや5年目。最近ついに僕の作曲を始めた時の目標、「蠍火のような曲を作る」ことに挑戦しました。
それがこの曲、
「超絶技巧練習曲 第一番 『ALDEBARAN』」
https://www.youtube.com/watch?v=CmHlyhydfns&t=1s
です。
「ALDEBARAN」 私の好きな曲に「蠍火(Antares)」「Altair」「ANiMA」という3曲がありまして、それらに憧れて作ったのがこの曲です。 「アルデバラン」という星には「次に続くもの」という意味があり、私も音ゲー界を一世風靡したこの3曲の後に続きたい、という思いを込めて書きました。
もちろん、完成度としてはまだまだですが始めた当時よりかなりイメージの近い曲を作れるようになりました。
最後に伝えたいこと
僕が作曲を始めたのは本当に偶然でした。そして最初は本当に何もわかりませんでした。
しかし、きっかけは単純でもやり続ければいつかはあなたが書きたい曲が書けるようになるはずです。
音楽の才能がなかった僕ができたわけですから誰でもできるはずです。
ただ、やっぱり長く続けていくには多くのことを学び続ける必要はあります。そのためには明確な目標を作ることが長続きのコツなのかなと思っています。
うまくいかないなって思った時には僕はいつも蠍火を聴いていました。
そして
「やっぱりこの曲が作りたい。」
そんな風に思いモチベーションを維持していました。
そんな曲に出会えることができた僕は非常に幸運だったのかもしれません。
しかし皆さんにもそんな曲がもしかしたらどこかにあるのではないでしょうか。
自分の好きな曲をみつけた。こんな曲が作れたらいいな。そう思った時が作曲を始めるチャンスです。
ぜひ臆することなく作曲世界に飛び込んでみてほしいです。きっと1年後には作曲がd少しできるようになっているはずです。
作曲は簡単だ!!!
それを後押しするためにこんな記事も書いてます。よかったら見てみてください。
他にも同投稿とか、いろいろやってるのでもしよかったら見てみてください。
https://twitter.com/izunosamaria
pixiv
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